SS <this night> 3

さて、このたびは性描写ある内容ですので、
苦手なかた、18歳よりお若いかたは、ここを読まずに<4>へ進んでください。



私の手に余る題材を選んでしまったと、深く後悔しました。
・・・できるとこまでやった!ぬるいです!!


それではどうぞ♪



* 戴いたコメントにお返事をさせて戴きました。(1/15)




<this night> 3





「ここ、狭いから」
身体を離した輝が、私を抱き上げ、
勝手にごめん、と、寝室のドアを開けた。
私をベッドに降ろすと、輝はシャツを脱ぎすてた。
薄闇に浮かぶ均整の取れた体躯に、
いつもじゃれあっている彼とは違う空気を感じた。
目が離せない。
胸が苦しいくらいに高鳴る。

ギシリ、と音を立て、ベッドを軋ませながら、輝は体を乗せた。
目と目があう。
まぶたを閉じることも、そらすこともできない。
「未沙」
彼は私を呼んだ。
「ひか・・・・」
彼は私からの答えを待たずに、再び激しいキスをはじめる。
応えるのが精いっぱいな私は、輝にしがみつく。
彼は私の肌に触れ、あたたかなぬくもりを残し、
キスは耳に、首筋に降りていき、声を上げた自分に驚く。
恥ずかしくて、彼から逃げようともがいても、身動きはとれない。
でもキスの合間に名前を呼ばれ、目が合うと、心地よさが生まれていく。

一糸もまとわぬ姿をさらけだす心もとなさから、
輝の力が緩んだ瞬間に胸元を腕でかくす。
「見せて」
かすれた声。
腕はベッドに抑えつけられる。
「隠すなよ。全部見せて。・・・心の中まで」
よく知っているはずの彼の、知らない顔。
男の貌をしながら、怖がりな子供のような瞳。
私の力は抜ける。輝にすべてをゆだねる。
「・・・もう、全部見てるじゃない。
知ってるじゃない。
私の知らない私のこと、ひきだしているくせに」
瞳の色が変わる。
いたずらな色をはらみ、口元には笑みが浮かぶ。
「意地はるの、なしね」
宣言した途端、胸の頂は彼の唇に、舌に、もてあそばれはじめる。
そして彼の手は乳房を経て、そのまま下腹を愛撫し、
さらに下に向かい、くちゅり、と水音をさせて、私の中に届く。
いままでより強い快びは、体を駆け巡る。
私は彼から渡された刺激を、逃げることなく受けとめて味わう。

輝は、少し体を外した。
私は大きな波にのまれて、たゆたうような気分で、頭がぼんやりとしていた。
「ごめん。やさしくできない」
私の膝を割り、体をすべりこませた。
気配を感じて、無意識に体に力が入ってしまう。
輝は唇にキスを落としながら、その場所をやさしく指で撫でる。
そして、指ではないものが少し、入ってくる感触。
うれしいけど、こわい。
わけもなく、こわい。
「未沙、ちからぬいて」
輝が耳たぶを舌でなぞると、甘い悦びが走り、こらえきれずに声をあげてしまう。
その様子を見るように、少しずつ、慎重に輝は進む。
「痛い?」
尋ねられて、自分がきつく目を閉じていたことに気付いた。
「でもやめられない」
返事を待たずに輝は一気に進み、
悲鳴に似た短い声を上げてのけぞる私を、逃がさないようにきつく抱きしめた。
私の中に輝がいる。
はじめて感じる痛みが強く教えてくれる。
今が現実であることをもっと感じたくて、抱きしめる手に力を込めた。
「まだ痛い?」
「そんなにじゃないわ」
輝はちょっと体を起こして、私たちは見つめあう。
「輝がいるなぁ、って」
「いるよ。未沙のなかに」
今までとは違う空気に包まれ、私たちは微笑む。

そしてゆっくりと輝が動き出す。
つながりあったところは、痛みよりもしびれに似た感じがした。
それもやがて甘い刺激に変っていく。
目を開けると輝は、切なげな表情を浮かべていた。
それは私だけのものであってほしい。
そんな考えも刺激に甘さを増やして、私を溺れさせていく。

今朝は、別れようと決めたのに。
せき止められていた私たちの時間は、一気に動き出した。
私達の関係も、さっきまでとは形を変えているはず。
それが二人で望む未来だと信じたい。
そんなふうに意識の隙間から、
ほんのすこし差し込んだ私の不安に気づいた輝は深いキスをくれた。
気持ちは戻される。
もう、迷わない。

動きは激しさを増していく。
生々しい音は広がっていく。
それも、すべてがいとおしい。

輝が短く声をあげた。
身体を震わせ、息を荒げた彼は、私をだきしめるように体を落とした。
「未沙」
荒い息の中、輝が呼ぶ。
顔をずらし、私たちは見つめあう。
「好きだ」

眦が熱い。
たったひとことなのに、なんでこんなに私をうれしくさせるんだろう?
たまらなくなった私は、涙を落とす前に、音を立ててちいさくキスをする。
ふわぁとやわらかく微笑んだ輝は、優しく額を合わせた。







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非公開コメント

綺麗なラブシーン

凄く綺麗なラブシーンです。感動しました。

優しい雰囲気にウットリ~。

No title

> ぱよぷーさん

そんなっ(大汗)
まだまだ未熟でおはずかしい限りです。

こういうの、難しいことがよーーーーーーっくわかりました(-_-;)
もっと精進!です(^_^)/

No title

> myさん

こちらこそ読んでいただいて、ありがとうございました。

ほんとに、アポロから帰ってからなどいわず、行く前にやっとけ!なーんて(笑)
のんびりしてるところが彼ららしいのかもしれませんね~。

ヤキモチはなんとなく未沙の専売特許というかんじですが、
輝も負けないで頑張ってほしいですね♪
男のヤキモチ、ひっそりと、メラメラと。
さそり座だから、イメージ的にそういうの激しかったりして。




No title

> ゆばさん

ぬるくてたまらん話に、恐れ多いお言葉をたくさんありがとうございました。
身に余る光栄すぎて、動揺中です。
どうしよう、動悸も・・・

しっかりすぎるお嬢さんとのんびり兄さん、どうなるかと思いましたが、
なんとか形になってますか!?
泣きそうに難しかったです。
そして正月からずっとこんなこと考えてるので、
そんな一年になりそうです(苦笑)イヤイヤイヤ
・・・いや、しばらくはいいかな(-_-;)
ほんとにみなさん凄いです。
なんであんなに素敵に描けるんだろう?
勉強してきます。←読みたいだけだったりする(^^ゞ

プロフィール

vt-102

Author:vt-102
ぶい、と申します。
30年前、夢中になった
『超時空要塞マクロス』
WOWOWの放送を見て、
当時の思いが蘇って大変中。

戴いたコメントは、すべて非表示にしています。

SSの目次を「SS menu」としてリンクに張り付けました。
ご活用ください♪

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