SS <apollo> 1

真夜中です。こんばんは。
やっぱり落ち着くわ~(#^^#)

私の住んでいるところは、桜が咲き始めました。
先月東京に行ったとき、急に冷え込みまして、
今日はそんなかんじの気温。
あの二日間を懐かしみながら、通勤で初期ラルク聞いてました。
ラルクとマクロス、私の中では組み合わせが悪い。
どーーーしても輝、死んじゃうとか、浮気とか、イメージがそっち行っちゃうので、
話、書きはじめるときは避けてるのですが、聞きたかったの~!

ちなみに、相性がいいのはAcid Black Cherry。
『2012』というアルバムがあるからかな~?
ここに『イエス』という曲が収録されてます。
・・・カラオケでよく歌います。
おかげさまで、ひとつ、形になりました(笑)


さて、本題。
<apollo>始めます。
設定で矛盾がでてきても、読み流してください(汗)
詳しい資料なんて・・・ううううう(号泣)

すごく気になっているのは、シャミーの両親はアポロにいて助かり、
彼女は御曹司と結婚して、子だくさんで幸せな生活を送るというのを見かけたのですが、
アポロって、月って、街あるのかなあ?
民間人いるのかなあ?
考えても結論が出なかったので、
火星のサラ基地と似たようなかんじにとらえて、今回は書きました。
・・・違っていても、ここではそういうこととして進みますね。


楽しんでいただければ、とてもうれしいです。



* 戴いたコメントにお返事させていただきました。(4/13)(4/13pm)(4/15)(4/17)







<apollo> 1





「なかなかやるな」
入籍をグローバル総司令に報告に行ったとき、廊下で待ちかまえていた松浦少佐が言った。
それはいつもと違い、皮肉交じりの口調でなかったからか、素直に肯定の返事ができた。
その日から、彼の、俺に対する態度が変わった。


俺たちは未沙の誕生日に入籍した。
戸籍上では未沙も「一条」姓になったが、
無用な混乱を防ぐためにメガロードが飛び立つまでは「早瀬」で通すことと、
6月の初めにごく内輪で小さい式を挙げることを二人で決めた。

軍属はメガロードに志願すると一階級昇進が約束されていたが、
未沙の場合は艦長になる条件でもう一階級上げるための試験がある。
資料に囲まれながら、試験対策。
ときには病欠のオペレーターのカバーまでこなしているのに、
時間を作って食事の支度や家事をしてくれる。
「今日はどっちって、行ったり来たりしなくてもいいから、楽になったわ。おそうじも一軒分だし」
彼女は言う。
そんな忙しい中でも未沙の表情は柔らかい。

俺も新しい隊を編成し、調整をしながら訓練を繰り返す日々で、
新人を連れて、パトロールや、ゼントラ人のケンカの仲裁に駆り出されていた。
それでも一月の攻撃以降はわりと穏やかな日々が続いている。
そしていままでと同じような変わりばえのしない業務でも、
このあと宇宙に出るという目標ができたので、以前のむなしさを感じることはない。

夫婦になった今も俺たちはすれ違う暮らしが多いが、たかが紙切れ、されど紙切れ。
あの届を一枚書いただけで、どこか違う。
同じ家に帰ってくる。
顔は合わせられなくても、必ず帰ってきている。
未沙の気配が残っている。
それを感じるだけでも、今までと違う、あたたかなものが心にともる。

宇宙軍でゼントラ人の、移民を希望する戦闘員の募集を始めた。
地上の暮らしに適合できなかった、また、戦うことを生業としたい者は、
ある程度の時間をかけて教育を受けたうえで入隊を許される。
文化がよくわからないまま地上で地球人に邪魔にされ、
肩身の狭い思いをしていた者も、生きる道が見つかったと、こちらの方は順調に人が集まり始めた。
そしてメガロードにも二艦のゼントラ艦が護衛につくことになっているので、
俺にも日常会話ができる程度のゼントラ語が課された。
めんどくさいことを、と最初はくさったが、
勉強がてらゼントラ人の隊員とゼントラ語で話をするようにし、
それが彼らも地球語を習得するきっかけにもなり、結果としてはいい方向に向いた。
しかし新しく入った隊員は地球のシェルターでの生き残りが多く、
ゼントラ人に対して嫌悪感を抱き、敵意を隠そうとしないものも少なくない。
考え方が相反するメンバーで、
これからひとつの艦でやっていくチームを作り上げることは思った以上に難しく、
もめ事の仲裁に入る自分たちがケンカして、どーするんだ、途方に暮れるときもある。
でも、癖のありすぎる軍のお偉方の相手をするよりは、まだましかもしれない、と思い直し、
小難しいことをカタカタやっているだろう未沙に想いを馳せる。
俺はできることを、ひとつづつやっていく。



四月になり、開発中のVF-4の最終テストで、松浦少佐とともにアポロ基地へ来た。
未沙は昇任試験と重なり、一週間遅れてやってくる。
そのあとは宇宙での戦闘訓練と、メガロード建造の進捗状況を確認し、地球に戻る。

小隊が2つも一緒だったので、シャトルの中では気も楽に過ごせたが、
到着すると彼らとは別行動になった。
バルキリーに乗って、あーだ、こーだ言ってられる連中がうらやましい。
こっちは気の詰まる相手と数字こねくりまわして、
想定される事態を頭の中で繰り広げたのちに折衝したりと、めんどくさい担当だ。
期待していなかったのだが、松浦少佐はこちらの意図がつかめると、
うまく駆け引きを仕掛けて、要求を通してくれる。
味方にしたら最高の人材だが、敵に回すとめちゃめちゃしんどいのは間違いない。
個人的な印象や感情は置いておいて、仕事をする上での相性は良かった。



到着初日から、俺はバルキリー隊の連中と夕食を取り、そのまま飲み続けた。
ここではスクランブルで駆り出されることもなく、遠慮なくはじけることができる。
「電撃入籍なんて、隊長、おめでたですか?」
「よーく聞かれるが、それはない」
「まさか、させてもらえないとか!?」
「ば、バカ言うなよ!!」
相手は変われども何度も同じことを訊かれる事に辟易してるが、
「鬼より怖い少佐殿」と夫婦になったので、興味を持たれてもしょうがない。
「・・・ってことは」
「想像すんな!」
言い出した奴に、そばにあった空き缶を投げつけるが、かわされる。
「オマエだって、そんな想像されるの、嫌だろ?」
「してもらえるだけいいじゃないですか!俺なんて、俺なんて・・・」
最近彼女と別れたばかりのヤツは、やさぐれはじめた。
「そのうちいいことあるさ。まあ飲め」
そのなかで、わりかしモテるやつが口を開く。
「隊長、指輪とかどうしました?」
「あ?まだなんもないけど」
「指輪とかドレスに女はこだわりがものすごくあるから、隊長が選ぶなんて暴挙はダメです。
あと、どうでもいいとか、好きにしろ、ってのもダメ」
「選んでもダメ、任せてもダメって、なんなんだよ?」
「適当に相談に乗ってるふりしなきゃ。
そういうの、一緒に選んだって事実が必要なんですよ。
男が選んだアクセは、どこか違うらしい」
「わかる!包みを開けたときに一瞬、間があくんだ。
それ、うれしくて驚いているからだと思ってたんだよね。
でも、実際つけてるのはその日だけ」
もうひとりの隊員が情けない声を出しながら同意した。
「おまえたちのほうが俺よりずっとモテてるのに、どうして結婚しないんだよ?
てか、長続きしないよな」
「民間の子にはこの仕事、理解不能な部分ばっかりですから」
モテ男チームのひとりがため息をついた。
「何時に帰るのか、その呼び出しは本当に仕事か。いったいどこへ行ってるんだ?
まあ、仕事で話せることは限られてますからねえ・・・
不安になるのも無理はない」
「だからと言って軍の女はねぇ・・・
バルキリー隊の女が一番キツい。
綺麗な子多いのになあ。メルトランのほうが素直でかわい気がある」
「俺も同業者、嫌だ」
「そっかなぁ・・・」
「その頂点に立つ厳しい人といられるんだから、隊長は誰とでも仲良くなれますね」
「なんだよ、それっ」
「あの早瀬少佐が信頼してるってことです」
「あの早瀬少佐を脱がせたんですよ!?」
「おまえらは~っ!!」
他愛のないバカ話は日付が変わるころにお開きになった。
いい気分であてがわれた部屋に戻り、翌朝もそのままVF-4の開発チームに潜り込んだ。
仕事で抜ける以外、ずっとそんな調子で過ごしたので、
未沙がシャトルを降りるときの顔は、背筋が凍りそうなほどつめたかった。

俺がいたころと違って、マクロスシティとアポロは電波事情がよく、
メールのやり取りくらいならスムーズになっていて、
未沙から何通か届いていたメールの返事を打ちながら、俺は寝てしまっていた。
その場で返してしまえればよかったが、仲間と盛り上がっているときに返事なんか打ってたら、
ただでさえそっちに流れがちな関心が深まってしょうがない。

「大変忙しそうね、一条大尉」
その一言で自分がやらかしたことを再確認し、
こっそりと手をつなごうと試みたが振り払われ、あっという間に距離は広がる。
つんつんした態度に勝手にしろよ、と腹も立ち始め、
そっちがそうなら、と、また開発チームに戻った。






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> ぱよぷーさん

そーなんですよ、また(苦笑)
ケンカップルって!!!
うますぎですよっー(笑)

そして、ヤツ、なじんでましたか。
よかったぁ~♪
いろいろとありがとうございました。

> VF-4さん

私もそうです!VF-4さん!!
ケータイメール、打つのが苦手なんですよ。
電報かい?これは??って感じです。
長文はパソコンで打って転送するくらいです。
特にガラケーの入力方法がダメでした。

きっと輝もそうだと信じてる(笑)
でも未沙は乙女だから、
パチパチ打って、ケータイが鳴るのを待っていそうですよね。
・・・で、ピキッ、と(苦笑)

> michyさん

今回はどっちが折れるでしょうね~っ。
うひひひ。
意地の張り合いがかわいらしく思える二人です。

早く仲直りさせなきゃね( *´艸`)

> ゆばさん

早く仲直りさせたいんだけど、
輝がのぞかせてくれないのー、って、
イタい発言を(苦笑)

私もそのシチュ、大好きでーす💛
で、やっちゃった♪
いつかやりたかった~!!
夢はかないました(笑)
もっとやりたいことがあるので、
ひとつづつクリアしていこうと思ってます。
プロフィール

vt-102

Author:vt-102
ぶい、と申します。
30年前、夢中になった
『超時空要塞マクロス』
WOWOWの放送を見て、
当時の思いが蘇って大変中。

戴いたコメントは、すべて非表示にしています。

SSの目次を「SS menu」としてリンクに張り付けました。
ご活用ください♪

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